㓛刀 匡允 / masamitsu kunug
日々ノ樹皮籠 | 鬼胡桃

㓛刀 匡允 / masamitsu kunugi :
長野県の森の中で暮らし、木と語らいながら素材を編み、組み、かたちにする編組品作家。偶然のご縁から森に移り住み、木こりとして木と向き合う日々を送ってきました。 木に登り、樹皮を採取し、自然の循環の中で得た素材を用い、「森の息づかいを編み込む」ように作品を生み出しています。㓛刀さんの作品は、自然素材がもつ力強さとやわらかさ、そして手のぬくもりを大切にした編組品。一本一本の繊維や樹皮に触れながら、“生きることとつくること”が重なり合う瞬間を形にしています。

日々ノ樹皮籠 :
鬼胡桃の樹皮で丁寧に作られた、日々ノ樹皮籠です。長さのある樹皮が取れた時だけ制作できる特別な大きさの樹皮籠です。
日々の使いやすさと、長く使い続けられる構造を大切に設計されています。
持ち手は全体の重心を集めるように作られ、本体への負担を軽減。
2〜3kgほどの荷物を無理なく支えることができます。
底面は強度のある編み込みが施されており、 素材の経年変化に合わせて交換ができるよう工夫されています。
時の流れとともに、竹は飴色へと深みを増し、 樹皮はごわごわとした表面が少しずつ剥がれ、艶やかに変化していきます。
日々の暮らしの中で静かに寄り添い、 使う人の暮らしとともにゆっくり馴染んでいく道具です。