サリゲナク(ヒムカシ)
Too Medical ( washable wool ) | 12. モミジ Maple ( royal Tone Base )

サリゲナク(ヒムカシ) :
2010年に東京・目黒でアトリエ兼ショップとしてスタートしました。2019年には目黒に東京店を、2021年には京都・二条に京都店をオープンし、ブランドとしての展開をさらに広げました。2023年には東京・養沢に山と畑を取得し、綿花と藍の栽培を始め、素材の根本からものづくりに取り組んでいます。2024年にアトリエを秋川渓谷に建設・移転し、2025年にブランド名をサリゲナクに変更しました。
製作は素材の企画から始まり、服飾設計（パターン）の技術を基に構築されています。素材の特性を最大限に引き出すため、畳んで折るという簡易構造を取り入れ、誰の目にも楽しく映るデザインは、まるで折り紙の様です。洋服や靴下など幅広いアイテムを展開しており多くの人に親しまれています。

靴下 - Too Medical ( washable wool ) :
＜素材＞
表糸には、ひと目でわかるエレガントで上品な表情と、触れた瞬間に伝わる極上の柔らかさ・なめらかさを備えた最高峰のウール糸を使用。さらに特殊なウォッシャブル加工を施すことで、水に通してもフェルト化しにくく、固くならない仕上がりを実現しました。これまでのウールの概念を覆すような素材です。
中糸には、伸縮糸にナイロンを巻きつけたFTYを採用。血行を妨げず、むくみにくい包み込むようなホールド感を生み出すとともに、消臭機能も備えています。
裏糸には、高い強度を誇る高機能ナイロン糸を使用。型崩れやズレ落ちを防ぎ、快適な履き心地を長時間キープします。

＜設計＞
医療用サポーターをヒントに生まれた靴下は、表糸・中糸・裏糸の三層構造で編み立てられています。
それぞれの糸が持つ機能を掛け合わせることで、
・血行を妨げないのにむくみにくい「ゴム無しのフィット感」
・摩擦や温度変化に強い耐久性
・汗の臭いを抑える殺菌・消臭効果
といった、靴下に求められる数々の機能を一足に凝縮しました。
かかとは内側にえぐるような角度をつけて設計しており、これによって脱げにくさを改善。また、爪先は編み目同士を丁寧につなぐ「リンキング始末」を採用し縫い目が柔らかくフラットになっています。さらに、なんとリバーシブルでの着用も可能。一足で二通りの表情を楽しんでいただけます。